2001年8月下旬、留学先であるインディペンデンス・コミュニティ・カレッジに向かう為、日本の玄関口・成田空港に向かい、ジョージア州アトランタ行きの飛行機に搭乗。アトランタから1回乗り継いでオクラホマ州のタルサへ向かう筈だったんですが、イミグレーションに非常に時間が掛かってしまい、タルサ行きの飛行機に乗り遅れました・・・
次のタルサ行きの便は5時間後となり、到着予定時間は夜10時。乗り遅れた後、直ぐに留学生担当の先生に電話しましたが日曜日という事もあり、繋がらず・・・目的地であるカンザス州インディペンデンスはオクラホマ州タルサから更に車で2時間というド田舎。夜10時では流石に迎えの先生もいないと思いきや、夜10時過ぎにタルサ国際空港に到着しゲートを抜けるやいなや、
Are you Kenichi?
*kenichiは私の本名です。
と話しかけてくれる御夫人。私にはその御夫人が天使に見えました!
タルサ国際空港からインディペンデンスへの2時間の車内では”Thank you very much!”ばかり言っていたのを覚えています。それ以外は憶えていないです。恐らく、どこアメリカに来た事はあるかとか、日本のどこに住んでいたとか、差しさわりの無い会話だった筈です。そもそも英語が上手く話せませんでしたし。
こうして何とか波乱万丈の留学生活がスタートしました。(初っ端から乗り継ぎの飛行機に乗り遅れるという大失態)インディペンデンスに到着したのは夜の12時過ぎでした。渡米前に学生寮への入居希望を出しており、許可されておりましたので寮(Dormitory)に入り、自分の部屋を開けたら机とシングルベッドが2組あり、誰もいませんでした。ベッドにはマットレスのみ置かれており、枕もシーツも掛布団も無し。そのまま寝るしかありませんでした。
日本を出て20時間以上経っており、だいぶ疲れていたのでシャワー浴びて歯を磨いて直ぐに床に着こうと部屋を出た瞬間、日本人らしき男性から、
Hi, Are you Japanese?
と、突然話しかけられたので
Yes, how about you?
と返したところ、日本語で
こんばんは。ヤス(仮名)です。宜しくね~。
って自己紹介されました。これがヤスとの初めの出会いでした。
続く
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